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西こぎん身頃A背面図案PDF
¥550
古作(こさく)こぎんの小さな展示室「ゆめみるこぎん館」が所蔵する「西こぎん身頃 A」の背面の一部を図案化しました。 ※PDFデータの販売となります。 購入されたデジタルコンテンツは、お客様が購入完了画面および購入後のメールに記載されているダウンロードボタンをクリックすることで、ダウンロードできます(『Pay IDアプリ』では、購入後のメールからのみダウンロードできます)。 ・・・・・・・・ 西こぎんの背面は同じようなデザインになっているものが多く、先祖代々同じ模様を刺したと考えられます。 今回図案化したのは、縞模様の下に見られる魔除けの「さかさこぶ」と、「矢羽刺しの花つなぎ」(弘前市立博物館発行『津軽の民藝』1985年、による)の部分です。 「矢羽刺しの花つなぎ」の囲み模様は、古作こぎんによって少しずつ違いがあり、今回は「ゆめみるこぎん館」蔵の「西こぎん身頃A」を図案化しました。 魔除けの模様は、山に入る時の家族の無事を祈って刺されました。かつて、西の地域の幾世代の女たちがこの模様を刺し綴りました。この模様には、人々のたくさんの祈りが込められているのです。 大切な人を守って欲しいという願いは、いまも昔も変わらないものーー この模様はいまを生きる私たちにとっても、魔除けの模様、家族や大切な人を守ってくれる模様となるのではないでしょうか。
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rakra別冊『古津軽』
¥1,100
いにしえから続く津軽の暮らしや文化を伝えるrakra別冊『古津軽(こつがる)』(川口印刷工業株式会社ラ・クラ編集室)、2024年3月に発売となりました! 津軽で大切に受け継がれてきたお祭りや信仰、雪国ならではの食文化や手仕事、温泉などなど。そこには人々の営みがあり、物語が生きています・. ・* 津軽を訪れる人にぜひ手に取っていただきたい1冊です。そして、地元の人にも、改めて津軽を知るきっかけになるような1冊。 目次を紹介すると、 「心のよりどころ岩木山」から始まり、 「物語1 暮らしとともに生きる神様たち」 「物語2 祭りのある夏」 「物語3 実りの風景」 「物語4 山の恵みで暮らすマタギ」 「物語5 手間ひまが醸す味わい」 そして、 「物語6 こぎん刺す喜びは時代を越えて」 そう、こぎん刺しも取り上げていただきました! 「佐藤陽子こぎん展示館」さん、「三つ豆」さん、そしてありがたいことに、「ゆめみるこぎん館」も掲載されておりますので、ぜひぜひご覧ください✨ 物語は続きます^ ^ 「7 昭和を感じる津軽の温泉街」 「8 文化が薫る豊かな町と村」 このほか、「古津軽ノート」というコラム的なページもたくさんあって楽しい♪ オールカラー96ページの、津軽愛あふれる1冊です! 個人的にはやはり岩木山がトップに掲載されているのは素晴らしいと思いました! うちのおばあちゃんも、遠出して帰ってきた時によく、「岩木山見ればさっぱどす(さっぱりする)」と言っていたものです。 岩木山神社に行くと、「お岩木山は見てござる」だったか、そのような言葉が書いてあったと思います。古作こぎんの時代はもとより、ずっとずっと昔からこの土地で、人々の営みを見つめてきたお岩木山。 私たちの信仰のお山であり、岩木山を見る時、私たちは空を見上げる余裕というか、きっかけをいただいているんだなぁ、と思う今日この頃です。 『古津軽』本、ぜひぜひお求めください! 制作スタッフの皆さま、素敵な本をありがとうございました! https://www.rakra.jp/
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古作のリズム〜コースター①西こぎん
¥1,320
ゆめみるこぎん館の古作こぎん図案キット「古作のリズム」、コースター①西こぎんです。 コースター2枚を制作できるキットとなっており、「西こぎん」の他、「東こぎん」「三縞こぎん」バージョンがあります。 (注)こぎん刺し経験者向けキットとなっております。刺し方は載っていません。 ーーーーーーーーーーーーー 【入っているもの】 ▪️図案 ▪️こぎん用布(津軽工房社さんのこぎんドゥエル):2枚(1枚あたり約12cm×12cm) ▪️糸:1束(約20m) ▪️裏地:2枚 (注)針は入っていません。 ※図案をもとに刺したオリジナル作品の商用利用は可能です。 ※図案自体の無断コピー・転載を禁じます。 ーーーーーーーーーーーーー ◆布は4色から選べます。津軽工房社さんの「こぎんドゥエル」の「紺」「えんじ」「生成り」「ももいろ」があります。(「えんじ」「ももいろ」はなくなり次第終了) ◆糸は写真の13色から選べます。津軽工房社さんの「津軽こぎん糸」です。 ご購入の際は「種類」の項目で、ご希望の布と糸を選択してください。 例)布は「紺」、糸は「白00」をご希望の場合 →「紺ー白00」を選択。 ・ 江戸〜明治にかけて、大麻や苧麻(からむし)から糸を績(う)み、布を織り、こぎんを刺していた先人たち。 その全てを今なぞることはできませんが、古作こぎんの図案を刺すことで、見えてくるものはあるでしょうかーーー ・ 布を丈夫に、そしてあたたかくするために、隙間なくぎっしりと刺した先人たち。 1つの印象ですが、西こぎんは繊細で緻密、東こぎんは大きな模様を大胆に、三縞こぎんは逆三角形のデザインでモダンに、という感じもあります。 刺していると、次の針目がしぜんと分かるような、スッスッと、針が行きたい場所に行くような感じもあります。(全部ではありませんが) 皆さんにもそれぞれの感じ方があると思いますので、ぜひ体感してみていただければ幸いです。 目数がぴったり合っていない部分、間違いかな?と思う部分もありますが、そのまま図案にしております。必ずこの通りに刺さなければいけない、というものではありませんので、ご自分なりの楽しみ方を見つけていただければ幸いです。 ・ ゆめみるこぎん館の古作こぎんは、私のおばあちゃんが収集したもので、こぎんが廃れる以前の、明治期頃のものと推測されます。 昔の人からの模様というバトンをリレーする気持ちで、これからも「古作のリズム」シリーズに取り組んでいきたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 石田舞子
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古作のリズム〜コースター②東こぎん
¥1,320
ゆめみるこぎん館の古作こぎん図案キット「古作のリズム」、コースター②東こぎんです。 コースター2枚を制作できるキットとなっており、「東こぎん」の他、「西こぎん」「三縞こぎん」バージョンがあります。 (注)こぎん刺し経験者向けキットとなっております。刺し方は載っていません。 ーーーーーーーーーーーーー 【入っているもの】 ▪️図案 ▪️こぎん用布(津軽工房社さんのこぎんドゥエル):2枚(1枚あたり約12cm×12cm) ▪️糸:1束(約20m) ▪️裏地:2枚 (注)針は入っていません。 ※図案をもとに刺したオリジナル作品の商用利用は可能です。 ※図案自体の無断コピー・転載を禁じます。 ーーーーーーーーーーーーー ◆布は4色から選べます。津軽工房社さんの「こぎんドゥエル」の「紺」「えんじ」「生成り」「ももいろ」があります。(「えんじ」「ももいろ」はなくなり次第終了) ◆糸は写真の13色から選べます。津軽工房社さんの「津軽こぎん糸」です。 ご購入の際は「種類」の項目で、ご希望の布と糸を選択してください。 例)布は「紺」、糸は「白00」をご希望の場合 →「紺ー白00」を選択。 ・ 江戸〜明治にかけて、大麻や苧麻(からむし)から糸を績(う)み、布を織り、こぎんを刺していた先人たち。 その全てを今なぞることはできませんが、古作こぎんの図案を刺すことで、見えてくるものはあるでしょうかーーー ・ 布を丈夫に、そしてあたたかくするために、隙間なくぎっしりと刺した先人たち。 1つの印象ですが、西こぎんは繊細で緻密、東こぎんは大きな模様を大胆に、三縞こぎんは逆三角形のデザインでモダンに、という感じもあります。 刺していると、次の針目がしぜんと分かるような、スッスッと、針が行きたい場所に行くような感じもあります。(全部ではありませんが) 皆さんにもそれぞれの感じ方があると思いますので、ぜひ体感してみていただければ幸いです。 目数がぴったり合っていない部分、間違いかな?と思う部分もありますが、そのまま図案にしております。必ずこの通りに刺さなければいけない、というものではありませんので、ご自分なりの楽しみ方を見つけていただければ幸いです。 ・ ゆめみるこぎん館の古作こぎんは、私のおばあちゃんが収集したもので、こぎんが廃れる以前の、明治期頃のものと推測されます。 昔の人からの模様というバトンをリレーする気持ちで、これからも「古作のリズム」シリーズに取り組んでいきたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 石田舞子
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古作のリズム〜コースター③三縞こぎん
¥1,320
ゆめみるこぎん館の古作こぎん図案キット「古作のリズム」、コースター③三縞こぎんです。 コースター2枚を制作できるキットとなっており、「三縞こぎん」の他、「西こぎん」「東こぎん」バージョンがあります。 (注)こぎん刺し経験者向けキットとなっております。刺し方は載っていません。 ーーーーーーーーーーーーー 【入っているもの】 ▪️図案 ▪️こぎん用布(津軽工房社さんのこぎんドゥエル):2枚(1枚あたり約12cm×12cm) ▪️糸:1束(約20m) ▪️裏地:2枚 (注)針は入っていません。 ※図案をもとに刺したオリジナル作品の商用利用は可能です。 ※図案自体の無断コピー・転載を禁じます。 ーーーーーーーーーーーーー ◆布は4色から選べます。津軽工房社さんの「こぎんドゥエル」の「紺」「えんじ」「生成り」「ももいろ」があります。(「えんじ」「ももいろ」はなくなり次第終了) ◆糸は写真の13色から選べます。津軽工房社さんの「津軽こぎん糸」です。 ご購入の際は「種類」の項目で、ご希望の布と糸を選択してください。 例)布は「紺」、糸は「白00」をご希望の場合 →「紺ー白00」を選択。 ・ 江戸〜明治にかけて、大麻や苧麻(からむし)から糸を績(う)み、布を織り、こぎんを刺していた先人たち。 その全てを今なぞることはできませんが、古作こぎんの図案を刺すことで、見えてくるものはあるでしょうかーーー ・ 布を丈夫に、そしてあたたかくするために、隙間なくぎっしりと刺した先人たち。 1つの印象ですが、西こぎんは繊細で緻密、東こぎんは大きな模様を大胆に、三縞こぎんは逆三角形のデザインでモダンに、という感じもあります。 刺していると、次の針目がしぜんと分かるような、スッスッと、針が行きたい場所に行くような感じもあります。(全部ではありませんが) 皆さんにもそれぞれの感じ方があると思いますので、ぜひ体感してみていただければ幸いです。 目数がぴったり合っていない部分、間違いかな?と思う部分もありますが、そのまま図案にしております。必ずこの通りに刺さなければいけない、というものではありませんので、ご自分なりの楽しみ方を見つけていただければ幸いです。 ・ ゆめみるこぎん館の古作こぎんは、私のおばあちゃんが収集したもので、こぎんが廃れる以前の、明治期頃のものと推測されます。 昔の人からの模様というバトンをリレーする気持ちで、これからも「古作のリズム」シリーズに取り組んでいきたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 石田舞子
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書籍『古作こぎん刺し収集家・石田昭子のゆめみるこぎん』
¥2,750
こぎん刺しの原点「古作(こさく)こぎん」に触れる本 祖母・石田昭子は昭和30年代に古いこぎん刺しの着物や布を収集しました。 こぎん刺しは、津軽の先人が生み出したものです。 石田昭子所蔵の古作こぎんは、明治期に作られたものと推定されます。 本書を通じて、農村の女性たちが遺した古作こぎんに触れ、 こぎんの源を知る旅へと出かけてみませんか? ◇古作こぎんの写真を掲載! 古作こぎんをじっくり眺められる。 ◇古作こぎんの解説・考察を掲載。観賞が楽しくなる! ◇古作こぎん図案を掲載。昔の人の模様を刺して楽しめる! (図案を元に刺した作品の商用可) ◇石田昭子がいかにしてこぎんを集めたかを知る。 ◇昭子の作品も掲載。作品づくりのヒントに! ★石田昭子(Akiko Ishita) 昭和3(1928)年、青森県弘前市(旧岩木町)生まれ。幼少期に古いこぎんを目にし、その美しさに衝撃を受ける。30代の頃に津軽の家々を訪ね歩き、古作こぎんを収集。自らも趣味でこぎんを刺してきた。令和3(2021)年5月、永眠。同年10月、娘と孫(石田舞子)が、自宅に古作こぎんの小さな展示室「ゆめみるこぎん館」を開館。古作こぎんや昭子の作品を展示している。 ゆめみるこぎん館Instagram https://www.instagram.com/maiko.ishita/ ★書籍情報★ ■編著:石田舞子 ■装丁・デザイン:山端家昌 (kogin.net) ■写真:下山一人(有限会社プロ・フィールド代表)、須川健太郎(antenna)、石田舞子 ■一部執筆:小畑智恵(SecondGate) ■編集協力:石田眞里子 ■Special thanks:古作こぎんの刺し手である名もなき津軽の女性たち ■B5サイズ(182mm×257mm) ■カラー96頁 ■ISBN978-4-9910936-0-9 ■発行元:グレイル ブックス ★本書の楽しみ方★ ☆「とにかくこぎんを刺したい!」という方は、 46ページから掲載している図案をもとに早速刺してみましょう! 図案をそのまま刺してもいいですし、 図案の一部を切り取って刺すことも可能です。 箸休めにほかのページを眺めるのもおすすめ。 84ページからの昭子の作品を見れば、いいアイデアが浮かぶかも!? ☆昭子おばあちゃんファンの方は(いらっしゃるかな?)、 62ページからの昭子物語を読んでみましょう。 津軽弁の語り口が、おばあちゃんの世界へとあなたをいざないます。 続く71ページでおばあちゃんをもっと深く知りましょう。 ☆「古作こぎんが見たい!」という方は、 11ページからの古作写真をじっくりとご覧ください。 本書の写真は、ほとんどがプロカメラマンの撮り下ろしです。 じっくりと眺めれば、ご自分なりの発見があるかもしれません。 こぎんは、刺している時もそうですが、 見るだけで無心になる気がします。 ホッとひと息つきたいときに、ページをめくってみてくださいね。 お好きなページを開いてブックスタンドに立て、 お部屋のインテリアとして活用するのもおすすめです。 ☆「こぎん刺しの知識を深めたい」という方は、 28ページからの「古作こぎんの考察」を読んでみましょう。 24、25ページには主な古作こぎんの解説もございます。 80ページの古作こぎんは特別な一枚です。ぜひご覧ください。 一部、図案化しておりますので、作品制作にもお役立てください! 古作こぎんを感じ、古作こぎんを知ったとき、 ご自身のなかに広がる世界をどうぞ楽しんで・. * よろしくお願いいたします。 ★2冊まで「レターパックライト」(ポストにお届け)でお送りします。 〜書店・小売店さんへ〜 卸販売しております。詳しくはmaikoishita@gmail.comまでご連絡ください(石田)。
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コギンちゃんTシャツ
¥4,600
祖母・石田昭子がこぎん刺しをモチーフに描いた「コギンちゃん」がTシャツになりました! オーガニックコットンの柔らかい肌触りが心地よい一着となっております。 色は「ナチュラル(白)」「ミルキーグレー」の2種類です。 こちらのサイトでは「M」サイズのみ、ご購入いただけます。 その他のサイズにつきましては、下記「SUZURI」のサイトでご購入いただきますようお願いいたします。「SUZURI」では定期的にセールも行われおりますので、ぜひチェックしてみてくださいね! https://suzuri.jp/Atelier-grail/7731049/organic-cotton-t-shirt/m/natural ・・・ 「コギンちゃんTシャツ」は、「コギンちゃん」の絵を見てくださったコギンザシストの工藤夕子さん(三つ豆)が、「Tシャツにしてほしい!」と言ってくださり実現したものです。夕子さんにお誘いいただいた2021年のイベントで初お披露目となりました。ありがとうございます! Tシャツにするにあたり、「kogin.net」を主宰するデザイナー・山端家昌さんにお世話になりました。ありがとうございます。山端さんのこだわりで「kogin-chan」の「i」の文字の点が菱形(こぎん模様の形)になっています♪ ・・・ 下記、古作こぎん収集家であった祖母が「こぎん刺し」に寄せた思いをしたためた文章を紹介します。 「夢見るこぎん 今日もコギンの夢を見る 私と手をつないで くるくる廻ってる たのしませてくれるコギンさん ありがとう うれしい時も悲しい時も いつも、そばに居て見守ってくれて ありがとう 旅立つ日まで 私は手をふって 見送りたい 昭子」 (2018年) こちらの文章の直筆原稿は、書籍『古作こぎん刺し収集家・石田昭子のゆめみるこぎん』(石田舞子編著、グレイルブックス)に掲載されています。 書籍詳細についてはこちら↓ https://grail.official.ec/items/25059431
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「こぎん愛」前掛け
¥4,500
「こぎん愛」前掛け、1着のみ在庫あります!(24.9.20現在) こちらの前掛けは「ゆめみるこぎん館」」オリジナル。紺地に紅白のひも、真ん中に「こぎん愛」、上に「商売繁盛」、下に「五穀豊穣」の文字、豊穣のシンボルとしてのお米、そして結び・. ・* 米の語源は「こめる(籠める)」だとする説があるそうです。 たくさんの感謝をこめて、 皆さまのますますの繁栄をお祈りして・. ・* こぎん館で7000円で販売していたところ、今回税込4500円はかなりお得です* ※ ※ ※ ※ ※ ※ ・サイズ:横 約46cm、縦 約60cm、ひも約238cm ・素材(布地部分)綿60%、レーヨン40% ・ひも:ポリエステル、アクリル、その他 ・色落ちの恐れがありますので、他のものとのお洗濯はお避けください。 ・プリント面にアイロンをかけないようお願いします。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ 前掛けとしてはもちろん、こぎん刺しを組み合わせてバッグ等にリメイクしてもいいかも!こぎんのワッペンをつけたり、アレンジしても楽しいと思います♪ この機会にぜひお求めくださいませ✨ 今後とも当館をよろしくお願い申し上げます。 石田舞子 ※古作こぎんの小さな展示室「ゆめみるこぎん館」は、当webショップ店主の石田が運営する施設です。 こぎん館Instagram https://www.instagram.com/maiko.ishita/
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青森×りんごの箸置き(2コセット)
¥1,200
小さな木にもいのち♡ 青森県弘前市岩木地区に工房を構える「建具工芸 齊藤」さんより、りんごの箸置き、入荷しました! りんごの中に青森県がくり抜かれたデザイン。 青森のカタチをよく見ると、もう一つのりんごが隠れてる♪ 2コセットとなります! 「建具工芸 齊藤」代表の齊藤正美さんは、津軽傳統組子(つがるでんとうくみこ)の名人でもあり、木ととっても仲良し。工房の方々は、小さな木片をこんなふうに愛らしく変身させてしまうのです。 黒い木は「神代カツラ」、白い木は「こまい」だそうですが、白い木はその都度、手元にあった木を使用しているとのこと。ひとつひとつ、少しずつ、木の表情が違います。 サイズは約6.5cm×2.5cm 箸置きとしてはもちろん、私はこぎん刺し用の糸を通してオーナメントにしてみました! アクセサリーとしてもいいかも。 あなたなりの使い方をぜひ♡ ・・・・・・・ 齊藤さんは、弘前市で組子の展示場も開いておられます。 「津軽傳統組子館」 予約制 TEL080-5566-7223 https://tsugaru-dentou-kumikokan.hp.peraichi.com 津軽こぎん刺し作家・田中敏昭さんとのコラボ作品も見所のひとつです! ぜひご来館くださいませ✨ ・・・・・・・
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古作こぎんポストカード・5枚セット
¥660
古作(こさく)こぎんがポストカードになりました♪ カメラマンとして第一線で活躍する・下山一人さんに依頼し、 昔のこぎん刺しの美しさを写真で表現していただきました。 古作こぎんとは、言わばこぎん刺しのアンティーク。 江戸〜明治時代、津軽の農村で、麻布を織って藍で染め、 綿の白糸で丹念に刺し綴った女性たち。 ひと針ひと針の積み重ねから生まれた幾何学模様に、心奪われます。 ↓全5種類のセットです。 ■1、古作こぎん集合 縞模様のあるもの、ないもの、刺してから染めたものなど、様々な古作こぎんが写っています。 ■2、西こぎんA 津軽の西の地域で刺されたこぎん。前身頃には刺し手による個性豊かな模様の花が咲いています。 ■3、東こぎん 津軽の東側で刺されたこぎん。幾重にも連なる白の世界は、北国の冬景色を思わせます。 ■4、三縞こぎん 津軽の北側で刺されたこぎん。3本の太い縞模様が特徴的な、モダンなデザインです。 ■5、西こぎんB 石田昭子の所蔵品のなかでも特別な一枚。たくさんの模様が連続的に展開されています。 ※全5枚が封筒に入っています。 ※63円で送ることができるハガキの5枚セットです。 インテリアとしてお部屋に飾るのもおすすめ。 ぜひお買い求めください!
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『そらとぶこぎん』第7号(最新号)
¥1,000
『そらとぶこぎん』第7号(津軽書房)、2023年4月25日発売しました! 7号の表紙は「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」・. ・* こぎんの花が咲き誇っています。 右上から時計周りに、夏次郎商店さん、工藤夕子さん、角舘徳子さん、岩間千鶴子さん、鎌田久子さん、佐藤陽子さん、佐藤かよこさん、米山知歩さん、辻森桜子さんの作品です。 現代の作家さんによって、さまざまに表現されるこぎん刺しの世界。 こぎんを刺す人それぞれには、その人にしかないストーリーがあります。 特集1は「あなたにとってこぎんとは?」。 青森県内はもちろん、県外の方を含め7人の作家さんたちに取材しました。 取材させていただいた方々 ・佐藤かよこさん ・佐藤陽子さん ・夏次郎商店さん ・辻森桜子さん ・角舘徳子さん ・岩間千鶴子さん ・米山知歩さん 鈴木真枝編集長は下記のように語ります。 「個性豊かに現代に咲き誇る、7人7様のこぎん刺し。一見、キラキラと輝いて見えますが、悩んで立ち止まったり、苦しんだりしながら、それぞれの道を切り拓いてきたことが取材で分かりました。その歩みに共感したり、励まされたりすることもあるはず」。 本当にそう思います。こぎん刺しとともに紡がれる、それぞれの物語。 いろんな方がいて、「自分とは違う」なんていうこともあるかも知れません。そうやって人は自分を知るんだと思います。 でもきっと、みんなに共通しているのは、こぎんが好きということ。好きにもいろんなカタチがあって、向き合い方もそれぞれなんですね。 ・ そのほかにも、こぎんの話題が盛りだくさんの第7号。ぜひお手にとっていただき、ふとした時に開いてみていただければ嬉しいです。 税込1,000円。 ーーー第7号目次ーーー 特集1 あなたにとってこぎんとは? ・佐藤かよこさん ・佐藤陽子さん ・夏次郎商店さん ・辻森桜子さん ・角舘徳子さん ・岩間千鶴子さん ・米山知歩さん 特集2 再興の歩み ・「こぎん刺繍」を広めた木村操さん ・有力な後継者と目された吉井千代子さん こぎんNews2022 ・山形でこぎんフェスー「かほく紅こぎん」を深掘り ・前田セツこぎん研究会弘前教室が作品展開催 ・「県展2022」で中村千保子さんが優秀賞 ・弘前で麻糸産み講座開かれる ・弘前こぎん研究所4代目代表に就任した千葉弘美さんに聞く ・工藤夕子さん、青森県伝統工芸士に このほか、 ・連載「私のたからもの」ー世良啓さん ・首都圏こぎん事情ー山端家昌さんのカルチャー教室、鎌田久子さんの個展 ・石田家archivesー西こぎん 雑誌『そらとぶこぎん』は今号をもちまして休刊となります。 長きにわたってご愛読していただいた皆さま、誠にありがとうございました。 休刊については今号(7号)の巻末でも触れております。 これまでお力添えをいただいた関係者の皆さま、ご協力いただいたすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。 ーーーーーーーーーーー 雑誌の表紙とともに撮影したのは、夏次郎商店さんの鼻緒と、辻森桜子さんのワークショップに参加した際に課題として刺した作品です。夏次郎さんの鼻緒は、2018年の「吉原つなぎと赤線豆タイル」展(東京のカストリ書房にて)で購入したもので、「吉原つなぎ」をこぎんで表現したもの。辻森さんのワークショップは2022年に行われたもので、図案をあまり見ずに古作模様を刺すことに挑戦しました。 裏表紙とともに撮影したのは、佐藤陽子さんのワークショップ課題として刺した作品と、佐藤かよこさん率いる「MADE IN Tsu.girl」所属クリエイター・桜紡(SAHO)さんのピアス。陽子さんのワークショップで刺した作品は、コロナ禍の2021年、屋外で行われた時のもの。久しぶりにこぎん仲間が集った思い出の会となりました。桜紡さんの作品は、2023年3月、かよこさんの「Tsu.girl LABO」(弘前市)がオープンした日に購入したもので、こちらも思い出深い1品です。 ◆発行元:津軽書房 ◆2022年4月25日発売(年1回発行) ◆A5判カラー76頁 ※青森県からの発送です。2冊まではスマートレターでお送りいたしますが、郵便局によると例えば関東地域だと到着まで3〜5日かかるそうです。 津軽書房(電話0172-33-1412 FAX0172-33-1748)、津軽工房社さん、青森県内書店等でも販売しておりますので、ぜひごひいきのお店でお買い求めくださいませ✨ 石田舞子 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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『そらとぶこぎん』第6号
¥1,000
第6号、特集は「令和の布作り」。 こぎんを刺すとき、どんな布を使っていますか? どこで購入したものですか? 素材は? なぜその布を手に取ったのでしょう? それはいつどこで、誰が、どんな風につくった布ですか? ・・・ 当たり前にある布、ほんとうに当たり前なのだろうかーー いまこの時代、布づくりに奮闘する人たちを 鈴木真枝編集長が取材しました! 祖母・石田昭子の追悼誌面も作っていただきました。 家族一同、心より御礼申し上げます。 編集メンバーの3人で西目屋村を訪ねた記事や、 アートとしてのこぎん刺しで登り詰めた貴田洋子さん、 長年こぎん刺しに携わり、後進の育成にも励む髙木裕子さんも取材しています。 そのほか連載などなど、見どころ満載! ぜひお手に取って、末長くご愛読いただければ幸いです。 目次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆特集1 令和の布作り ・津軽工房社と機屋さんを訪ねて 「林与」─ 滋賀県愛荘町 「三広織布」─ 奈良県広陵町 ・「マエダレは目標」─ 青森県伝統工芸士・山田友子さんに聞く ・幼なじみと作るkoginbankの綿布 ・私の色を求めて〜布から始める物作り annKogin長田朝子さん ─ 埼玉県 ・近江上布の産地でこぎん刺し用布に挑戦する 近江上布伝統産業会館 ─ 滋賀県愛荘町 ・取材を終えて〜川上を思う ◆特集2 追悼 石田昭子さん ・昭子さんの琴線を響かせたこぎん ─ 石井勝恵 ・石田おばあちゃんの思い出 ─ 田中敏昭 ・昭子おばあちゃんと出合わなければ 『写真集コギン』は生まれなかった ─ 山端家昌 ・刺し人を思い、いま、残す ─ 小畑智恵 ・こぎんは平等 ─ 石田舞子 ・「ゆめみるこぎん館」が弘前市にオープン ◆編集部の夏休み企画 西目屋村に行ってみた ◆こぎん News 2021 ◆こぎん刺し体験記 太田 歩さん 連載 ◆首都圏こぎん事情 ◆あなたにとってこぎんとは? ─ 植木友子さん ◆石田家archives ─ 西こぎん─3 ◆私のたからもの ─ 宮地令子さん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6号の表紙には下記の布が写っています。 ・ピンク:こぎんドゥエル「ももいろ」(津軽工房社・しまや) ・緑:こぎん布いろふ「フォレストグリーン」(annKogin) ・右下の生成り:こぎん布いろふ「生成り」(annKogin) ・ブルー:綿こぎん布「BU01」(koginbank) ・黄色:こぎん布いろふ「マスタード」(annKogin) ・左側の生成り:帯巾「kinari」(津軽工房社・しまや) 裏表紙は古作こぎん。毎号、裏表紙の古作こぎん図案が誌面に載っています。 雑誌の後ろに敷いた布は、 表紙 ・ブルー:帯巾「asagi」(津軽工房社・しまや) ・紺・赤・白の小さめの布:綿こぎん布「BU01(青)・RE01(赤)・未晒し(白)」(koginbank) 裏表紙 ・黄緑・ピンク・生成り:こぎんドゥエル「うぐいす・ももいろ・生成り」(津軽工房社・しまや) ・紺とピンク、紺と黄緑:Tsugaru「紺×ももいろ・紺×うぐいす」(津軽工房社・しまや) ◆発行元:津軽書房 ◆2022年4月25日発売(年1回発行) ◆A5判カラー76頁 ※青森県からの発送です。2冊まではスマートレターでお送りいたしますが、郵便局によると例えば関東地域だと到着まで2〜3日かかるそうです。 津軽書房(電話0172-33-1412 FAX0172-33-1748)、津軽工房社さん、青森県内書店等でも販売しておりわますので、ぜひごひいきのお店でお買い求めくださいませ✨ 石田舞子
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『そらとぶこぎん』第5号
¥1,000
こぎん刺しの雑誌『そらとぶこぎん』第5号 2021年4月30日発売(年1回発行)。A5判カラー76頁 特集1は「前田セツ、という生き方」 こぎん刺しを国内外に広めた前田セツさん(1919〜1995)の生き様に迫った。 こぎん刺しの世界ではよく知られているセツさんだが、今回、前田家の全面的なご協力をいただき、活動の全貌をとらえることができた。 彼女の生き方は、今を生きる私たちに必要なメッセージであった。 津軽の風土とともにあり、時には自然災害をも受け止め、作品に託したセツさん。先人の思い、暮らしの知恵を伝承し、今も昔も変わることのない大切なものをつなごうとした。自分だけの手の中にある小さな手仕事が、遠く海外の人とも共鳴できることを身をもって伝えた。こぎんで世界の人々と手をつなぐことができる。それは、こぎん刺し、という平和活動とも言えるのではないだろうか。 特集2では、コロナ禍でこぎんを刺し続ける人・こぎんに携わる人たちの現状と思いを掲載。前号「三縞こぎん」特集の続報も! 連載等、今回も盛りだくさんでお届けしています。 ぜひぜひお手にとってご覧ください* ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆目次 特集1 前田セツ、という生き方 1、「こぎん刺しを一生の仕事に」 2、昔のままのこぎん刺しを新しく 3、ふるさと「岩木山」を題材に 4、京呉服にこぎん刺しをデザイン 5、“こぎん外交”で広がる輪 6、農村の女性が働く場を創出 7、前田セツさんと「漬け物」 8、「母はスーパーウーマンだった」 9、「セツさんは女性リーダーの草分け」 10、師の姿に、技法に学ぶ 特集2 コロナ禍の中で ・貴田洋子さん(現代津軽こぎん刺し作家・日展会友) ・工藤夕子さん(コギンザシスト、地元でこぎん教室主宰) ・佐藤陽子さん(私設展示館運営) ・成田貞治さん(弘前こぎん研究所 所長) ・山端家昌さん(グラフィックデザイナー) ・藤本真紀子さん(こぎん作家でこぎん刺し講師) 続報 三縞こぎん 新たに発見した5点と珍しい縞こぎん こぎんNews2020 地元紙を中心に 連載 あなたにとってこぎんとは?——棟方保子さん 石田家archives——東こぎん-2 私のたからもの——片山良子さん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※5号の表紙はふる里・岩木山をこぎん刺しで表現したセツさんの作品。いまも昔も岩木山は、津軽人の心のよりどころとなっている。一緒に写っているのはこぎん刺しのクラッチバッグ。とある方がセツさんから贈られたものを、縁あっていただきました。版画は、前田セツこぎん研究会制作のこぎん刺しの解説(工藤哲彦さん作)。 『そらとぶこぎん』は、鈴木真枝編集長、小畑智恵さん、私の3人で執筆し、青森県弘前市の「津軽書房」が発行する年1回の雑誌です。 ◆『そらとぶこぎん』の思い◆ 先人のたいへんな努力があって、こぎん刺しは受け継がれています。趣味で楽しむ人、芸術を志す人、生業とする人、実に多くの人がこぎんに魅せられ、きょうもどこかで刺している。 これまでの足跡をたどりつつ、一人ひとりの物語を訪ね歩き、こぎん刺しの魅力を発信するのが雑誌『そらとぶこぎん』です。 こぎん刺しとともにある暮らしがずっと続きますように。私たちの願いを皆さんと共有することができたら幸いです。 そらとぶこぎん編集部 (創刊号巻頭「創刊のことば」より抜粋) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そう、今日もどこかで誰かが刺してる。 kogin life is beautiful! こぎん刺しがずっと続きますように。 それが私たちの願いです。 石田舞子 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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『そらとぶこぎん』第4号
¥1,000
『そらとぶこぎん』第4号 2020年4月20日発売(年1回発行)。A5判カラー76頁 特集「三縞、29点そろい踏み」 第4号では、現存する数が少ないとされる「三縞(みしま)こぎん」を特集した。2020年4月時点で、青森県内だけで29点の三縞を発見することができた。表紙写真にもあるように、肩から胸にかけ、前身頃と後ろ身頃に3本の太い縞が入っているのが三縞の特徴だ。 明治期まで刺された古作こぎんは、地域によって「西こぎん」「東こぎん」「三縞こぎん」に大別される。三縞こぎんは、青森県五所川原市金木地区、旧車力村・旧木造町(現つがる市)等で刺されていたと言われる。 第4号には、29点の三縞こぎん全ての写真を掲載している(誌面サイズ上、模様が見えにくい部分もある)。これらの三縞を調査し、風土と照らし合わせ、見比べ、観察することで見えてきたことを記した。それは決して正解ではなく、読者の皆さんと共有し、今後の研究に活かしていこうとするものである。こぎんを刺す皆さんには、三縞のデザインから学べる部分も大きいだろう。 これだけまとまった数の三縞が一冊に掲載されたのは史上初めてのこと。保存版としてぜひお手元に置いていただきたい号だ。 ※2021年5月発売の第5号に、三縞に関する続報を掲載!ぜひ合わせてご覧ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆目次 特集 三縞、29点そろい踏み ・「29」は多いか、少ないか ・収集地は岩木川下流域に集中 ・市町村史の中のこぎん ・三縞こぎんの発見 ・晴れ着と仕事着 ・三縞へのこだわり ・太縞と細縞 ・四縞こぎん、五縞こぎん 新田開発とこぎん/三縞こぎんの刺し手/「吹き溜まり文化」の所産/三縞が息づく金木さなぶり荒馬踊/徳田よしさんの三縞こぎん/古作の三縞観賞会が開かれる 論考 「やすこ」と「ほやすこ」をめぐる謎 ——鈴木真枝 こぎんNews2018 地元紙より Pick up 「こぎんの学校2019」開催 連載 首都圏こぎん事情 あなたにとってこぎんとは? ——貴田洋子さん 石田家archives ——西こぎん-2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※表紙は復元された三縞こぎんを着る男性。現在も、五所川原市金木地区の「荒馬踊」の衣装として使われています。イメージ写真にある三縞こぎんは故・石田昭子所蔵の古作こぎんです。裏表紙は毎回、古作こぎんとなっており、誌面に図案が掲載されています。 三縞こぎんを所蔵しているある男性の言葉を引用する(第4号に掲載)。 「先人が百年も二百年も着ていたものなんだ。廃れるのは時代の流れだとしても、復活することもあるだろう?その時のために残しておく必要がある」 古作こぎんは、津軽の名もなき女性たちが刺したもの。それを次世代にも伝えていくために、何をしなければならないのか。考えさせられる言葉であった。 ・・・ 『そらとぶこぎん』は、鈴木真枝編集長、小畑智恵さん、私の3人で執筆し、青森県弘前市の「津軽書房」が発行する年1回の雑誌です。 ◆雑誌『そらとぶこぎん』の思い◆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先人のたいへんな努力があって、こぎん刺しは受け継がれています。趣味で楽しむ人、芸術を志す人、生業とする人、実に多くの人がこぎんに魅せられ、きょうもどこかで刺している。 これまでの足跡をたどりつつ、一人ひとりの物語を訪ね歩き、こぎん刺しの魅力を発信するのが雑誌『そらとぶこぎん』です。 こぎん刺しとともにある暮らしがずっと続きますように。私たちの願いを皆さんと共有することができたら幸いです。 そらとぶこぎん編集部 (創刊号巻頭「創刊のことば」より抜粋) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石田舞子 2021年4月 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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『そらとぶこぎん』第3号
¥1,000
『そらとぶこぎん』第3号 2019年4月25日発売。A5判カラー76頁 特集「工藤得子さんの系譜」 私たちが今、こぎん刺しを楽しんで刺せるのは、決して当たり前のことではない。明治期に廃れたこぎん刺しを発見し、収集し、分析し、制作に励み、後世に残そうとした先人たちがいるからである。 大正3(1914)年に生まれ、平成5年(1993)年に79歳で亡くなるまで、こぎん刺しの再興活動に生涯をかけた工藤得子さん(青森市)。高校家庭科の教員でもあり、教育現場にこぎん刺しを取り入れることにも尽力した。また、伝統的な藍と白のこぎん刺しの世界に、色彩を与えた先駆者でもあった。 こうした功績にも関わらず、得子さんについて多くは不明であった。小誌・鈴木真枝編集長の調査により、得子さんの活動が浮き彫りになった。私たちは、得子さんに師事し、今も刺し続け、後進の指導にあたる人々を訪ねた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆目次 特集 工藤得子さんの系譜 ・「いつか先生のような個展を」と夢見て ——福田カヨ子さん ・こぎんと先生は、故郷そのもの ——鎌田久子さん ・「こぎんが生きる力を与えてくれた」 ——間山淑子さん ・得子さんの作品に魅せられて ——鎌田昭子さん ・受け継ぐ人々 ・平櫛田中氏と得子さん こぎんNews2018 地元紙より Pick up1 からむし織の山内えり子さん Pick up2 津軽金山焼がこぎんの陶器 Pick up3 弘前で「こぎんの学校」初開催 Pick up4 首都圏が対象 巡礼ツアー 連載 陰の立役者 横島ハルさん(下) 首都圏こぎん事情 あなたにとってこぎんとは? ——工藤夕子さん 石田家archives ——三縞こぎん 私のたからもの ——阿部八重さん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※表紙は工藤得子さんの作品の一部分。イメージ写真に写っているのは得子さんも使っていたフランス・DMC社の刺繍糸、緑色のミニポーチとくるみボタンは、誌面に登場する鎌田久子さんの作品です。裏表紙は毎回、古作こぎんとなっており、誌面に図案が掲載されています。(雑誌に刺繍糸や作品は付いておりません) 『そらとぶこぎん』は、鈴木真枝編集長、小畑智恵さん、私の3人で執筆し、青森県弘前市の「津軽書房」が発行する年1回の雑誌。 第3号では、得子さんの教えを受けた方々にお話を伺っている。こぎん刺しは、当たり前のことだが、刺した人が必ずそこにいる。刺す人にはそれぞれに人生がある。背負うものがある。それは家族かもしれない。病かもしれない。それとともにこぎん刺しはある、ということを思い知らされる特集でもあった。 こぎん刺しと共にある人々の姿を伝える、ということが、私たち『そらとぶこぎん』の一つの道筋であることを確認したのであった。 ◆雑誌『そらとぶこぎん』の思い◆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先人のたいへんな努力があって、こぎん刺しは受け継がれています。趣味で楽しむ人、芸術を志す人、生業とする人、実に多くの人がこぎんに魅せられ、きょうもどこかで刺している。 これまでの足跡をたどりつつ、一人ひとりの物語を訪ね歩き、こぎん刺しの魅力を発信するのが雑誌『そらとぶこぎん』です。 こぎん刺しとともにある暮らしがずっと続きますように。私たちの願いを皆さんと共有することができたら幸いです。 そらとぶこぎん編集部 (創刊号巻頭「創刊のことば」より抜粋) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石田舞子 2021年4月 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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うたかた 〜こぎん刺しパネル
¥35,000
ただただピンクとパープルが好きで制作した作品で、タイトルは後から思い浮かびました。「うたかた(泡沫)とは、水の上に浮かぶ泡。儚(はかな)く、消えやすいことのたとえだといいます。 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」 こちらは鴨長明『方丈記』の冒頭。以下のように続きます。 「よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」 よどんだ水にうかぶ泡は消えたりくっついたりして形を変えていく。世の中の人だったり住む場所もまた、そんな感じなのだ、と。 つまりは、無常ーーー この世界に、変わらないものはない。 この作品のテーマはきっとこれだと思いました。 ・・・ 青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」の技法で、ひと針ひと針、刺した作品です。 ◆サイズ:縦41.4cm、横32.3cm、厚さ2.4cm ◆木製パネルに、こぎんを刺した布を取り付けてあります。 ◆こぎん刺し部分材料:麻布、刺繍糸(綿) ※ご注意 1点もののハンドメイド品となり、糸の“よれ”や“揺らぎ”がございます。味わいとして愛でていただければ幸いです。 ・・・ この世界は儚く、だからこそ愛おしいのだと、 この作品が語っているように思います。 石田舞子
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水平線 〜こぎん刺しパネル
¥42,000
青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」の技法で、ひと針ひと針、刺しました。 たとえば水平線をぼぅっと眺めている時、 こころがだんだん鎮まっていき、 波の音だけが身体に鳴り響くような、 うつろいゆく景色の美しさに吸い込まれていくような、 そんなタイムレスな雰囲気を この作品から感じ取りました。 あなたはどう感じますか??・. ・* ◆サイズ:縦45.8cm、横53.4cm、厚さ2.4cm ◆木製パネルに、こぎんを刺した布を取り付けてあります。 ◆こぎん刺し部分材料:麻布、刺繍糸(綿) ※ご注意・.・* 1点もののハンドメイド品となり、糸の“よれ”や“揺らぎ”がございます。味わいとして愛でていただければ幸いです。 自分だけの聖域に戻りたい時、 なんだか気分が落ち着かない時、 静かに眺めていただけたら、と思います・. * 石田舞子
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光と影 〜こぎん刺しフレーム
¥3,500
光があれば影もある。 人の内面にも、光があれば影もある。 光だけでなく、闇をも認められますようにーー ・・・ 青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」の技法で製作しました。 こぎん刺しの起源は江戸時代にさかのぼり、 津軽では綿花が育たないため、麻を身にまとった農民たちは、 布をあたたかく、丈夫にするために刺し綴りました。 それがやがて、美しい幾何学模様を生み出します。 農村の女性たちは、嬉しいことも、辛いことも、光も、影も、 すべてを刺すことに込め、美に昇華したのではないでしょうか。 光は美しく、影もまた美しいーー ・・・ ◆光(額が白)、影(額が黒)各1点 各3,500円 ◆サイズ:約13.5cm×13.5cm、厚さ:約3cm ◆額の前面ガラスは取り外し不可 ◆こぎん刺し部分サイズ:約10cm×10cm ◆こぎん刺し材料:光=麻布・刺繍糸、影=綿布・刺繍糸 【ご注意】 ・写真と実物の色味が多少異なる場合がございます。 ・「こぎん刺し」部分は1点もののハンドメイドとなっておりますので、多少の糸の“よれ”や”揺らぎ”がございます。味わいとして楽しんでいただける方のご購入をお待ちしております。 落ち込んだら、落ち込ませてあげて、 影をも認めて、私を生きるーー 石田舞子
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ピンクとパープル 〜こぎん刺しフレーム
¥2,500
パステルカラーで心踊る毎日を♪ 青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」の技法で製作しました。 北国の、農村の女性たちが刺し綴ったこぎん刺し。 その模様は普遍的な美しさを放っています。 ・・・ ◆パープル/ピンク各1点 各2,500円 ◆サイズ:約13cm×10cm、厚さ:約3cm ◆額の前面ガラスは取り外し不可 ◆こぎん刺し部分サイズ:約9cm×6.5cm ◆こぎん刺し材料:麻布・刺繍糸 【ご注意】 ・写真と実物の色味が多少異なる場合がございます。 ・「こぎん刺し」部分は1点もののハンドメイドとなっておりますので、多少の糸の“よれ”や”揺らぎ”がございます。味わいとして楽しんでいただける方のご購入をおまちしております。 お部屋をお気に入りで満たし、自分天国に♡ 石田舞子
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津軽工房社さんのこぎん刺し用麻布「こぎんドゥエル」(カットクロス)
¥1,540
津軽工房社さん(弘前市)のこぎん刺し用オリジナル麻布『こぎんドゥエル』です。 カットクロス、及び125cm巾のうぐいす色、もも色はSold Outとなりました。えんじ色のカットクロスは在庫2です。なくなり次第、販売終了となります。 ◆1cmあたり:経(たて)糸約7本 × 緯(よこ)糸約9本となり、 刺し上がった模様が古作こぎんのように縦長になります。 ◆麻100%の日本産です(日本の機屋さんに織ってもらっているとのこと)。 ◆縦40cm×横60cmのカットクロスになります。 125cm巾はこちら↓ https://grail.official.ec/items/73270922 以下、津軽工房社さんのサイトから引用させていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・ 注意事項 ※ 麻布には『のり付け加工』をしています。刺し始める前に水に濡らしてしまうと、のりが落ちてしまい刺しにくくなりますのでご注意ください。 ※水に濡れると縮む性質があります。こぎん刺しをした後に水通しをしてください。 ※アイロンをかける際は、こぎん刺しを刺した裏側から水に濡らして固く絞った当て布を用意し、その上から軽く中温のアイロンで押さえでシワを伸ばしてください。 ※麻100%の生地のため独特の糸フシやネップがあります。 ※直射日光や蛍光灯の当たる場所に長く放置すると、変色する場合があります。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◆在庫状況(2024年2月時点)◆ ◇125cm巾 「えんじ」:100cm 「うぐいす」:Sold Out 「もも」:Sold Out ◇カットクロス(縦40cm×横60cm) 「えんじ」:2枚 「うぐいす」:Sold Out 「もも」:Sold Out ※古作こぎんの小さな展示室「ゆめみるこぎん館」でも販売しており、 こちらで売れた場合はすぐに情報を更新できない時もあります。 ※こぎんドゥエルは、生成り、紺色もございます。 ※下記、津軽工房社さんのネットショップもぜひご覧ください。 https://tugarukoubousya.com ※こぎん刺しの雑誌『そらとぶこぎん』第6号(津軽書房)では、「令和の布作り」を特集。津軽工房社さんの布作りについても掲載されています。ぜひご覧ください! https://grail.official.ec/items/61629907
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津軽工房社さんのこぎん刺し用麻布「こぎんドゥエル」(125m巾)
¥770
津軽工房社さん(弘前市)のこぎん刺し用オリジナル麻布『こぎんドゥエル』です。 うぐいす色、もも色の125cm巾はSold Outとなりました。えんじ色についても在庫がなくなり次第販売終了となります。 ◆1cmあたり:経(たて)糸約7本 × 緯(よこ)糸約9本となり、 刺し上がった模様が古作こぎんのように縦長になります。 ◆麻100%の日本産です(日本の機屋さんに織ってもらっているとのこと)。 ◆125cm巾になります。販売単位は数量1=10cmとなります。 (例)50センチ=数量5、100センチ=数量10 カットクロス(40cm×60cm)はこちら↓ https://grail.official.ec/items/73271082 以下、津軽工房社さんのサイトから引用させていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・ 注意事項 ※ 麻布には『のり付け加工』をしています。刺し始める前に水に濡らしてしまうと、のりが落ちてしまい刺しにくくなりますのでご注意ください。 ※水に濡れると縮む性質があります。こぎん刺しをした後に水通しをしてください。 ※アイロンをかける際は、こぎん刺しを刺した裏側から水に濡らして固く絞った当て布を用意し、その上から軽く中温のアイロンで押さえでシワを伸ばしてください。 ※麻100%の生地のため独特の糸フシやネップがあります。 ※直射日光や蛍光灯の当たる場所に長く放置すると、変色する場合があります。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◆在庫状況(2024年2月時点)◆ ◇125cm巾 「えんじ」:100cm 「うぐいす」:Sold Out 「もも」:Sold Out ◇カットクロス(縦40cm×横60cm) 「えんじ」:2枚 「うぐいす」:Sold Out 「もも」:Sold Out ※古作こぎんの小さな展示室「ゆめみるこぎん館」でも販売しており、 こちらで売れた場合はすぐに情報を更新できない時もあります。 ※こぎんドゥエルは、生成り、紺色もございます。 ※下記、津軽工房社さんのネットショップもぜひご覧ください。 https://tugarukoubousya.com ※こぎん刺しの雑誌『そらとぶこぎん』第6号(津軽書房)では、「令和の布作り」を特集。津軽工房社さんの布作りについても掲載されています。ぜひご覧ください! https://grail.official.ec/items/61629907
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『そらとぶこぎん』第2号
¥1,000
SOLD OUT
【Sold outとなりました】 版元(出版社)在庫もゼロです。一部書店や小売店に在庫がある可能性もございます。 申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。 『そらとぶこぎん』第2号 2018年4月25日発売。A5判、カラー76頁 特集「手織りの麻布は、夢ですか?」 江戸時代、寒冷地のため綿花が育たない津軽において、農民に許された衣服は麻のみでした。農民たちは、大麻や苧麻(からむし)を育て、刈り取り、繊維を採って糸を績(う)み、織って布を自給しました。そして、麻布をあたたかく丈夫にしようと刺し綴ったことにより、こぎん刺しが生まれたと言われています。明治27(1894)年、弘前に鉄道が開通すると、木綿が容易に手に入るようになり、やがて麻布の自給は途絶えます。 そうした中、昔の人の営みを身をもって体現しようと奮闘していたのが、青森県弘前市出身の山内えり子さんでした。山内さんは、からむしを栽培するところからこぎんを刺すまで、黙々と、今も手を動かし続けています。私たち編集部員は、福島県昭和村に山内さんを訪ねました。 「布」とはいったい何なのかーー 遥かなる麻布の旅へ、一緒に出かけてみませんか? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◆目次 特集1 布は生きている 〜福島県昭和村に織姫を訪ねて〜 特集2 津軽と手織り麻布 ・column1 発祥の地は西目屋村? ・「麻布は生命線」弘前こぎん研究所の取り組み ・陰の立役者 横島ハルさん(上) ・青森の紡織用具 三沢市に民俗文化財を訪ねて ・column2 浅虫は「麻蒸」という伝承 ・つきや ——静かなる奮闘 こぎんNews 2017 地元紙より Pick up1 九州に飛んだ古作こぎん Pick up2 刺しこぎん作家・田中敏昭さん 昭子おばあちゃん物語 連載 首都圏こぎん事情 あなたにとってこぎんとは? ー三浦佐知子さん 石田家archives ——東こぎん-1 私のたからもの ー田邊奈津子さん ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※表紙は山内えり子さんが布を織る手元です。イメージ写真に写っているのは昭和村のからむしと、山内さんが織り上げたコースターです。裏表紙は毎回、古作こぎんとなっており、誌面に図案が掲載されています。(雑誌にからむしやコースターは付いておりません) 『そらとぶこぎん』は、鈴木真枝編集長、小畑智恵さん、私の3人で執筆し、弘前市の「津軽書房」が発行する年1回の雑誌です。 第2号で私たちは、原点に帰ったのだと思います。現在、こぎんを刺すための布は「買ってくるもの」がほとんどですが、昔のこぎん刺しは、布づくりが9割。幸運にも山内さんが、今この時代に布づくりに取り組んでいたのです。それは時代に逆行するかのような、途方もない手仕事でした。大変さや辛さもあるでしょう。でも、山内さんは満足そうな表情を浮かべていました。山内さんの布にはいのちが宿っていました。今の時代、なかなか山内さんのようにはできませんが、だからこそ、彼女の活動を伝えるべきだと私たちは思いました。それぞれの立場で、役割で、こぎん刺しに携わることはきっとできるはずです。 ◆雑誌『そらとぶこぎん』の思い◆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先人のたいへんな努力があって、こぎん刺しは受け継がれています。趣味で楽しむ人、芸術を志す人、生業とする人、実に多くの人がこぎんに魅せられ、きょうもどこかで刺している。 これまでの足跡をたどりつつ、一人ひとりの物語を訪ね歩き、こぎん刺しの魅力を発信するのが雑誌『そらとぶこぎん』です。 こぎん刺しとともにある暮らしがずっと続きますように。私たちの願いを皆さんと共有することができたら幸いです。 そらとぶこぎん編集部 (創刊号巻頭「創刊のことば」より抜粋) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石田舞子 2021年4月 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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『そらとぶこぎん』創刊号
¥500
SOLD OUT
『そらとぶこぎん』創刊号 2017年4月25日発売。A5判、カラー44頁 記念すべき創刊号では、故・高橋寛子さん(1925〜2015)を特集しました。 昭和、平成とこぎん刺しの復興、発展に尽力した寛子さんですが、その活動は全くと言っていいほど知られていませんでした。寛子さんのご主人は、陶芸家でこぎん刺しの研究家でもあった故・高橋一智さんです。「伝統の姿を知るためにコギンをやっている」という一智さんは、古作こぎんをとことん研究しました。また、新たな図案を生み出し、それを寛子さんが刺す、という共同作業による作品が数多く遺されています。2019年には、弘前市の佐藤陽子さんが、寛子さんの遺作を図案に起こし、『津軽こぎん刺し図案集〜高橋寛子 天からのおくりもの』という本にまとめました。 ◆目次 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 特集 高橋寛子さんの遺したもの ・遺品は弘前市立博物館に ・受け継がれる遺品 ―佐藤陽子こぎん展示館 ・生徒さんが語る寛子さんのこと ・開米満さんを訪ねて ・高橋一智氏とこぎん 連載 首都圏こぎん事情 あなたにとってこぎんとは? ー角舘徳子さん 石田家archives ——西こぎん-1 私のたからもの ー鈴木真枝 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ※表紙は「これからこぎんを刺し綴っていく」「物語を紡いでいく」という始まりを表現し、こぎん用の布の写真になっています。裏表紙は毎回、古作こぎんとなっており、誌面に図案が掲載されています。(雑誌に針や糸は付いておりません) 『そらとぶこぎん』は、鈴木真枝編集長、小畑智恵さん、私の3人で執筆し、青森県弘前市の「津軽書房」が発行する年1回の雑誌です。 編集長の鈴木さんは、新聞記者時代、様々な取材を経験する中、自らの題材として、ライフワークとして、こぎん刺しを調査・研究したいと思ったそうです。数少ない情報の中、高橋寛子さんを徹底的に調べ上げ、世に出した鈴木さんの記者魂に心打たれました。 今思えば、荒削りの部分もあった創刊号ですが、気迫に満ちた1冊となっています。永久保存版。 たくさんの方々のご協力があって、「そらとぶこぎん」は誕生しました。 雑誌を発行してくださることになった「津軽書房」さん、 印刷の「ぷりんてぃあ第二」さん、ありがとうございます。 ロゴデザインを二つ返事で引き受けてくれたのはkogin.netの山端家昌さんでした。「こぎん」の「ん」の文字は、針と糸で構成されているんですよ。 誰にも知られていない創刊号について、情報を拡散してくださったのは「津軽工房社」さんでした。私たちが訪ねて行ったとき、販売を即決してくださったのを今でも覚えています。 「そらとぶこぎん」の名称は、祖母(石田昭子)の古作こぎん展の名前からもらいました。 取材にご協力いただいた方々、流通・販売に携わる方々、 そして読者の皆さまに、改めまして、心より御礼申し上げます。 創刊号巻頭「創刊のことば」より抜粋 ◆雑誌『そらとぶこぎん』の思い◆ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 先人のたいへんな努力があって、こぎん刺しは受け継がれています。趣味で楽しむ人、芸術を志す人、生業とする人、実に多くの人がこぎんに魅せられ、きょうもどこかで刺している。 これまでの足跡をたどりつつ、一人ひとりの物語を訪ね歩き、こぎん刺しの魅力を発信するのが雑誌『そらとぶこぎん』です。 こぎん刺しとともにある暮らしがずっと続きますように。私たちの願いを皆さんと共有することができたら幸いです。 そらとぶこぎん編集部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 石田舞子 2021年4月 *「そらとぶこぎん公式サイト」はこちら↓ https://soratobukoginn.jimdofree.com
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Joy♡ 〜こぎん刺し・壁掛け用フレーム
¥7,500
SOLD OUT
Joy♡ 自分が楽しいと思うことをしよう。 無邪気な子どものようにーー ・・・ 青森県津軽地方に伝わる「こぎん刺し」の技法で製作しました。 こぎん刺しは、江戸時代の農民が、寒さをしのぎ、布を丈夫にしようと刺し綴ったのが始まりとされています。 ひと針ひと針、布目を数えて刺していきます。 代々、刺し継がれてきた模様を使用し、 パッと気分が晴れるような色を意識しました。 色彩のパワーで、心が元気になりますようにーー こぎん刺しは、眺めているだけで、 静寂の世界へ誘われるかのような気がします。 ・・・ ◆壁掛け専用、前面ガラス・紐付き(ガラスは取り外し可能。写真はガラスを外した状態で撮影) ◆額サイズ:約24.5cm×24.5cm、厚さ:約3cm ◆額の材質:樹脂製 ◆こぎん刺し部分サイズ:約15cm×15cm ◆こぎん刺し部分材料:麻布、刺繍糸 【ご注意】 ・写真と実物の色味が多少異なる場合がございます。 ・「こぎん刺し」部分は1点もののハンドメイドとなっておりますので、多少の糸の“よれ”や”揺らぎ”がございます。味わいとして楽しんでいただける方のご購入をおまちしております。 ひとりひとりが輝きを放ち、彩り溢れる世界となりますようにーー 石田舞子